デジラボ倉敷日記

当ブログ管理人jakotenです。10年にもおよぶ大阪・倉敷での二地域居住を終え、ついに倉敷へ完全移住を果たしました。もっと「ものづくり」を楽しむために、自宅に併設して私設研究所を建設しました。名付けて「デジラボ倉敷」です。ものづくりのこと、リモートワークのこと、移住のこと、建築のこと、他にもゆるーく日々の雑感、料理やライフハック、思いついたことを書いていきます。

地方で暮らし、働くこと・・・「働く」を考えるイベントに参加しました

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倉敷で今のアパートを借りたのが、2012年の7月なんです。

嫁の待つ倉敷と職場のある大阪。二地域居住を始めてもうすぐ4年経つことになります。その前には岡山の会社で働いていた時期が3年くらいありまして、岡山という土地には、ずいぶんと長く縁を持ったなぁとしみじみ・・・

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4b/Okayama_Korakuen_Garden01.jpg

 

 

もう一度、地方移住という選択肢が頭によぎらないわけではありませんが、現実は簡単じゃあないですね。働かないと生きていけませんから。地方移住で一番のネックは労働環境ではないでしょうか。

実際、私が二地域居住を選んでいる理由の半分くらいは仕事のことが占めてるような気がします。地方で望む仕事を見つけることは、至難です。特に私のようにコンピューター関係の技術職ならば、求人の7割は首都圏で、残りを関西圏と中京圏でわけあうような状況ですかね。地方にはなかなか無いですよ。岡山市と隣接する倉敷市で110万人を超える人口を抱えており、決して小さいとはいえない自治体ですが、それでも3大都市圏以外は厳しいと言わざるをえません。

 

それでも今後どんなことがあるかわかりませんから、常にアンテナを張っていたいと考えているわけです。そして先日、お世話になっている方のお誘いを受けて、こんなイベントに参加しました。

 

「働く」を考える~地方で暮らし、働くこと in 大阪・靱本町

www.kokuchpro.com

 

リアルな「地方での暮らし・働き方」を3人のプレゼンターが語り、参加者同士の意見交流・ワークショップもおこなうとのことです。私にとっては切実に関心のあるテーマです。地方で暮らすことを積極的に選んだ方の生き方・考えを伺えば、自分自身を振り返って触発されることがあるかもしれません。また参加される方々も地方で暮らすことに関心がある方なわけで、交流が楽しみだったりします。

 

開催場所は大阪靭本町のカフェガゼボ。靭公園の目の前ですね。ちょうどバラ祭りが開かれていて、賑やかでした。

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バラ祭りへ寄り道をしていたので、イベント開催時刻ギリギリに到着しました。かなり盛況で、会場のカフェは満席状態でした。やはり関心が高いテーマなんでしょう。主催者のキャリアアプローチ 齋藤広幸さんから挨拶もそこそこにプレゼンターのお話が始まりました。

 

最初のプレゼンター 中島英樹さん 兵庫県朝来市

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兵庫県朝来市の地域おこし協力隊として活躍されている方です。朝来市は、天空の城竹田城が有名ですね。移住者の誘致にとても力を入れている自治体らしいですね。月刊誌「田舎暮らしの本」2月号の企画「2016年版住みたい田舎ベストランキング」で、全国1位に選ばれたそうな。移住者への多様な支援体制や生活の利便性が評価されているらしいです。田舎でありながら適度に都会に近ければ、いいとこ両方どりですね。移住者の声に耳を傾け、地域の魅力をますます高めようと努力されている自治体なんです。

 

2番目のプレゼンター 津村長利さん 徳島県神山町

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この方は移住者ではありません。アートイベントのアドバイザーとして神山町の移住促進政策に携わった方です。私も所属する「アート&手作り起業家交流会」の幹事をされている方でもあります。神山町はアートイベントで名をあげて、それをとっかかりにIT企業の誘致に成功しました。一芸に秀でる方をスカウトする形で田舎町に取り込んで、地域の魅力を向上させていっているそうです。戦略と情熱で地域を盛り上げている実例ですね。

 

3番目のプレゼンター 竹田以和生さん 石川県能登半島

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能登で大地震に遭遇。復旧活動に参加したことで能登の底力を実感されたそうです。以来、能登定住・交流機構の理事として、能登の地域づくりに関わっておられます。能登といえば北陸の親指です。そんな形をしているでしょう。特異な地形によって自然の恵みをふんだんにうける土地なんです。特に魚介類の美味しさは全国有数として有名です。 能登の観光パンフレットなどに能登はやさしや土までも」というフレーズをよく目にします。 これは能登の風土を表したもので、 人はもとより土までも優しい、また能登の人は素朴で温かいというような意味です。竹田さんも能登への完全移住を目指して日々活動されておられるそうです。

 

グループディスカッション

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私が座ったテーブルでは、自己紹介とお互いの経歴から世間話に花が咲いてしまい本題からどんどん外れていったような気がします(笑)まあこれも交流会の楽しみなんで堅いこと無しです。向かいに座っておられた方は実際に地方移住された方で、そして私も元移住者なので、地方あるあるで盛り上がってしまいました。地方で暮らすことはいいこともあるけど、労働環境は厳しいですよねー、 地方の職場って不思議なローカルルールがあったりするんですよねー、なんて話題。実際に地方で働くなら、価値観の違いに遭遇しても、後から来た他所者の方が合わせる柔軟性が必要なんだと思います。

 

まとめ

このイベントは、何か即効性のある答えが見つかるような性質のものではありません。今日のプレゼンターの方、もしくはプレゼンの中で取り上げた方は、自分の意思で、自分の居場所を見つけた方々です。まず自力が基本。神は自ら助くるものを助くです。場合によっては地方特有の濃い人間関係に飛び込んでいく意思が求められたり。地方のコミュニティに助けられ、逆に力になって感謝されたりして、自らの足場を固めていった過程が語られました。

もし自分が地方移住を選択するなら、同じように自分なりに生き方を切り拓く必要があるんでしょう。あるいは二地域居住をもっと極めるという生き方もあるかもしれません。

まあ岡山はそんなに人間関係濃くないんですけどね。あっさり穏やかで適度に他人に無関心、詮索しない県民性なんで、よそ者にとっては楽なんじゃないかなぁ。

 

千輪々商店は、自分で作った商品を販売するネットショップです。

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