デジラボ倉敷日記

当ブログ管理人jakotenです。10年にもおよぶ大阪・倉敷での二地域居住を終え、ついに倉敷へ完全移住を果たしました。もっと「ものづくり」を楽しむために、自宅に併設して私設研究所を建設しました。名付けて「デジラボ倉敷」です。ものづくりのこと、リモートワークのこと、移住のこと、建築のこと、他にもゆるーく日々の雑感、料理やライフハック、思いついたことを書いていきます。

自家焙煎珈琲! 美味しい! 楽しい!

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珈琲大好きです!


基本的に缶コーヒーは飲みません。あれは珈琲じゃないすからね。
まあ旅先とか、旅情に誘われてふとあの独特の味が恋しくなるときもあるので、全否定はしませんが。
 
基本はドリップです。
職場でもドリップパックで淹れて、珈琲を飲んでいます。
 
倉敷でも大阪でも、運良くカルディが自宅近くにあるので、いろんな種類を試すのが楽しい。

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自分で作った商品を販売するネットショップです。

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そんな私が前々から興味を持っていたのが、自家焙煎です。
コーヒー豆を自分好みにちょうど良い苦味・酸味にできるなんて素敵!
 
ある日、何気なく岡山の地域情報を見ていて、こんな講座を見つけました。
 
デキる大人の!
デキないおじさんはダメ?!
いや食いつくところはそこじゃない!
 
スペシャルティコーヒーを自分で焙煎して学ぶ教室らしい。
 
いいじゃん。
大阪弁ならええなぁ、岡山弁ならエエガー、ですよ。
 
早速、予約を入れ、訪問してみました。
 
会場は、コワーキングオフィスのブループラネット岡山さん。

このビルの4階です。

看板とか出てなくて、本当にここでいいのか躊躇しました。

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階段を登ります。
踊り場の落書きが、不安感を増大させていきます。
岡山生まれ、HIPHOP育ち、悪そな奴はだいたい友達。
そんなのが待ち構えていたらどうしよう。

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階段をあがりきるとそれらしくなってきました。ホッ。

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岡山にはコワーキングスペースがいくつかあるんですよ。

いつかそれをまとめた記事を書きたいと思いますが、今日はコーヒー教室の話だけ。

 

講座に来たのは私が一番乗りでした。

今回の参加者は5人です。いつも4〜6人で開催しているそうです。

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先生は、牧珈琲の牧さん。

倉敷の玉島で珈琲豆専門店を営んでおられます。

とてもフレンドリーでお話が楽しい方でした。

趣味が高じて、公務員を早期退職し、お店を始めたそうです。

お店の写真はこちら、すてきな店構えですね。

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講座が始まって、珈琲豆についていろいろと興味深い話をお聞きしました。

 

珈琲豆には、アラビカ種とロブスタ種があること。

ロブスタ種は、ベトナム珈琲など東南アジアでよく使われています。

安価なので、安い珈琲にはよくブレンドされているそうな。

決して品質が悪いというわけではなく、品種が違うので味も違うということです。

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さらに珈琲の精製方法で、ナチュラルコーヒーとウォッシュドコーヒーにわけられるということ。

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  • ナチュラル コーヒーチェリーをそのまま乾燥させ、脱穀して生豆を取り出す方法。野性味のある独特の味わいが特徴。
  • ウォッシュド コーヒーチェリーの皮を剥いで水洗いする。その後乾燥する方法。洗練された味わい。日本で流通する豆は殆どこっち。

 

そしてスペシャリティコーヒーの話

今流行中のサードウェーブコーヒーとか。

店名でいうとブルーボトルコーヒーが有名ですね。 

サードウェーブコーヒーって実際のところなんなんでしょう。

 

米国の第1波のコーヒーブームは19世紀後半で、コーヒーの大量生産が可能となり、家庭などに広く普及した時期だという。このころ米国で主流のコーヒーはいわゆるアメリカンとされる、浅煎(い)りの豆を粗挽(あらび)きしてパーコレーターで煮出したような、酸味の強い飲み物だった。

第2波は1970年前後で、シアトルコーヒーなどと称される、深煎りの豆を細挽きしてエスプレッソマシンで抽出したコーヒーにたっぷりのミルクを添えた飲み物が流行した。

90年代後半になって、高品質なコーヒーを求める消費者に応えたのが第3の波、サードウェーブだという。

サードウェーブコーヒーとは - コトバンク

 

要は、舌が肥えてきて、高品質な珈琲が求められるようになってきたってことですかね。

その流れで珈琲のグレードも見直されてきたそうです。

 

元々、コーヒーのグレードって輸出国がそれぞれ決めていて、基準がまちまちだったんですって。

それを業界団体がテイスティングでグレードを決めていくことにしたんだそうな。

 

素晴らしい品質に対しては、プレミアムを支払おうというフェアトレードの概念から生まれた格付けです。

原産国の貧困問題などに向き合った結果らしいですね。

今回、牧さんが用意してくれた豆は、全てスペシャルティコーヒーグレードです。

 

さて、お勉強のあとは、実際に自分たちでテイスティングしていきます。

 

アラビカ種とロブスタ種の味の違いは?

 

ウォッシュドコーヒーとナチュラルコーヒーの味の違いは?

 

さらにカリタ式とコーノ式のドリッパーの味の違いも試しました。

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先生が丁寧に珈琲を淹れてくれますので、生徒はティスティングに専念します。

途中、美味しい淹れ方を親切丁寧に説明してくださいました。

ドリップの最後に残った汁は、エグ味のかたまりなので、入れちゃダメだそうです。

セブンカフェで、最後の一滴が滴り落ちるのをひたすら待ってるセコいオジさんがいたりします。

あれは珈琲をマズくしているだけの意味のない行為ということになりますわな。

 

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ティスティングして、ロブスタ種の味は良くわかりました。

ベトナムコーヒーを、飲んだことありますか?

あの独特な味。大豆を煎ったようなあの味。

 

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ウォッシュドコーヒーは、いつも飲んでる味ですね。美味しい。

 

対してナチュラルコーヒーは、酸味や苦味、フルーツっぽさなどいろいろな味が混ざった感じ。

 

カリタ式とコーノ式だと、コーノ式の方が濃くでる感じ。

でも先生いわくコーノ式は難しさがあるので、慣れないうちはカリタ式の方が味が安定するそうですよ。

 

さて講座の最後は、自分で手網焙煎にチャレンジです。

手網ってこんなの。

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これをカセットコンロの上でひたすら振る!

振る!

とにかく振る!

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目安は2ハゼ。

火にかけて、7〜8分で爆ぜ始めます。これが1ハゼ。

更に火にかけて、十数分でもう一度爆ぜます。これが2ハゼ。

 

私の焙煎はこんな感じに仕上がりました。

焼きムラがひどいな・・・

振り方とか火の近さとかが安定しなかったんでしょうね。

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でも初めてにしては上出来。

場数を踏めばもっと上手に出来るでしょう。

 

それにしても・・・

自宅のコンロでこんなにコーヒー殻撒き散らしたら、絶対奥さんに怒られてまう・・・

 

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ダメじゃん。

大阪弁ならあかんなぁ、岡山弁ならオエンガー、ですよ。

自宅でもできる方法を考えないとな・・・

 

さて、講座はこれにて終了です。

とても有意義な時間でした。

 

さて、自宅に帰って自分で焙煎した珈琲豆を淹れてみます。

焙煎したての超新鮮なので、面白いくらい超膨らむ!超楽しい!

 

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お味は・・・

とてもとても美味しゅうございます。

しっかりしたコクと苦味・酸味のバランスの良さ。

自分で焙煎・・ 有りだな・・・

 

ところで、牧さんが入れちゃいけないと言った、ドリップの最後の残り汁。

それだけで飲んだらどんな味がするんだろう?

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ティスティングしてみました・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うげぇ

 

 

 

 

 

 

 

 

超マズい

 

 

 

 

 

 

 

 

ボンドみたい

 

 

 

 

 

 

 

 

これは絶対に入れちゃいけない

 

 

 

 

 

 

 

 

禁断の残り汁

 

 

 

 

 

 

 

 

ダメ、絶対

 

 

 

 

 

 

 

 

ガクッ

 

千輪々商店は、自分で作った商品を販売するネットショップです。

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